今回は、実際に我が家が体験した「ゆる中学受験」について。
中学受験を検討し始めた当初、我が家は“本格的な受験塾に通わせるのは難しいかも”と感じていました。
理由は大きく2つ。ひとつは子どもの習い事をやめさせたくなかったこと。もうひとつは、タイパ(タイムパフォーマンス)を大切にしたいという考えからです。
「できるだけ効率的に、最小限の投資で受験したい」
そんな想いでたどり着いたのが、“ゆる中学受験”というスタイルでした。
musasabi家の「ゆる中学受験」ってどういうもの?
「ゆる中学受験」とは、塾や模試漬けのハードなスケジュールを避け、家庭のリズムや子どもの生活を尊重しながら行う中学受験です。
我が家の場合は、このような状況での中学受験でした↓
項目 | 内容 |
---|---|
通塾 | 算数のみ、週1回の個別指導(月2万円程度) |
教材 | 進研ゼミ(オプション教材)中心 → のちに通塾中心への切り替えのため退会 |
生活優先 | 習い事は継続(週3回)・毎日21:30には就寝 |
志望校 | 偏差値50前後。特待生度があり、教育方針に共感できる私立中学 |
最初から“ガチ受験”ではなく、ゆるやかに試してみようというスタンスで。
だからこそ、親も子も途中で折れずに済んだのかもしれません。
家庭学習と個別塾の併用で合格できる?
結論として、家庭学習+算数のみ塾というスタイルでも、十分に合格を狙うことができました。
通ったのは週1回の個別塾(算数のみ)。
中学受験独特の算数問題は親が教えられないので、5年生の秋ごろからスタートしました。
また、授業では「応用問題の解き方」や「考え方の整理」に重点を置いてもらいました。
そうすることで、家庭での学習効率もグッと向上したように思います。
もちろん、国語・理科・社会はすべて家庭学習。
途中までではありますが、進研ゼミのオプション講座「考える力プラス中学受験講座」をしていたおかげで、各教科の全体の流れみたいなものは把握できたように思います。
使ってよかった教材と学習アイテム
家庭学習で使用した教材
- 進研ゼミ「考える力プラス 小学講座」
4年生まで。楽しく、論理的思考力が身についた。
オプション講座だが、「チャレンジ」を受講していなくても利用可能。
そのため、コスパが非常に良かったです! - 進研ゼミ「考える力プラス中学受験講座」
6年生の春まで。教材が充実しており、偏差値50前後の中高一貫校くらいなら十分対応可能かと。
途中まで週1の個別塾と併用していたが、教材をすべて完了できなくなり(キャパオーバー)退会。
ただ、本人も「やっといてよかった」と言っていました。 - 市販の参考書「自由自在シリーズ」
自学習の必需品!
4科目すべて揃えており、我が家に常在している先生のような存在でした!

その他、この記事の下の方で、5・6年次に使用した市販参考書などを紹介しています。
塾で使用した教材
- 塾オリジナルの問題集(応用)を使用
- 苦手単元だけピンポイントで反復
- 模試が近くなると、その範囲を重点的に対策(模試の成績を入試で利用したため)
我が家の場合、進研ゼミ → 個別塾という流れで、無駄なくステップアップできました。
費用面でも、進研ゼミの期間があったことで、中学受験の費用は6年生当時でも年間30万円以下程度には抑えることが可能に!
月々2~3万円ほどであれば、今すぐママが在宅ワークをはじめても実現可能な金額かなーと思います。
5年生でやったこと/やらなかったこと
やったこと
- 進研ゼミ中心の家庭学習(4年後半〜6年生春)
- 模試(難しすぎず、簡単すぎないレベル)は、本人のモチベUPのためにもこまめに受けていました
- 5年秋〜:算数のみ個別塾(週1)+理社と国語の演習を家庭で
- 過去問演習は6年夏以降にスタート
やらなかったこと
- 夜更かし
- 他人との比較(SNSや受験ママ界隈は見ない)
- 習い事をやめること(1度も中断することなく、3歳から始めて高校生まで続けることができました)
「やらないと決めたこと」を明確にすることで、ブレずに進められました。
“全部やらないと不安”をやめることで、子どもの集中力も上がったと感じます。
受験校と結果・振り返っての感想
目指したのは偏差値50前後の私立中学。
我が家は進学後も特待生制度がないと厳しいので、授業料全額を奨学金でまかなえるのか、その条件はどうなのか(原則6年間)をクリアした学校のみイベントに参加しました。
そして、数校見学したのち、学校見学で子どもが「ここがいい」と直感的に言ったのが決め手でした。
受験結果は、第一志望に合格。
模試利用をするという少々特殊な方法でしたが、無事特待生の資格もいただきました。
合格に必要だったのは、「ガツガツ感」ではなく、確実に得点を積み重ねる力だったように思います。
結果的に、「算数だけ塾+家庭学習」の“ハイブリッド型”が、我が家にはぴったりでした。
まとめ:ゆる中学受験は“タイパ重視”家庭におすすめ
中学受験を「家庭学習中心」で挑むのは、決して甘い道ではありません。
けれど、タイパ重視/子どもの生活重視/費用抑制という家庭にとっては、十分に現実的な選択肢です。
- 塾を科目別で取り入れて、コスパよくサポート
- 習い事を継続できたことで、子ども自身がリフレッシュできた
- 自分たちのペースで進めたからこそ、最後まで頑張れた
- なにより、幼少期からの勉強習慣があって良かった!
我が家の体験が、「我が家らしい中学受験」を模索している方のヒントになればうれしいです。
おまけ:5・6年生時に使用していた市販の参考書&問題集
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間違いがなくなるまで、繰り返し解き直していました。
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こちらも、理科と同じく間違えた問題にチェック→解き直すを繰り返しました。
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6年生になったあたりから、国語の読解が苦手に。
一番上の子は「なんかわかるようになったかも」と言ってましたが、下の子は「ふ~ん?」みたいな感じでした^^;
合う合わないはあるみたいです。